近年は国内のFX業者だけではなく、海外のFX業者とも取引するようになっています。
中でも頻繁に利用されているのが「自動売買ツール」です。
その自動売買ツールでは出金方法が5種類のパターンが用意されていますが、出金に対して細かいルールが定められています。

自動売買ツールからの出金方法

自動売買ツールからの出金は以下の5通りの中から選択できます(右側:出金所要時間)。なお、最低出金額は銀行送金の1万円を除き、全て500円というものもあります。

1)銀行送金:2~5営業日
2)クレジットカード:1~2ヶ月
3)Bitwallet:即時~24時間
4)STICPAY:即時~24時間
5)BXONE:即時~24時間

なお、銀行によって手数料が以下のように異なります。

・住信SBI銀行:156円
・ソニー銀行:220円
・りそな銀行:220円
・三井住友銀行:110円
・三菱東京UFJ銀行:330円
・みずほ銀行:440円

上記の手数料に2,000円(海外送金手数料)を足した金額が実際の送金手数料になります。なお、銀行送金は1万円からできますが、2万円以上にした方が得策です。
それは、2万円未満だと、自動売買ツール側の出金手数料もユーザーの負担になるからです(約2,000円)。

自動売買ツールの出金ルール

自動売買ツールには以下の出金ルールがあり、ルールに従わないと出金ができません。

1.入金方法と同じ方法での出金
2.出金は入金額が上限(銀行送金を除く)
3.優先順位に基づく出金
4.取引中の出金における制約
5.ボーナスの出金は不可

1.入金方法と同じ方法での出金

入金した方法と同じ方法でしか出金できません。
この規定はテロ資金対策やマネーロンダリング対策が目的になっています。

2.出金は入金額が上限(銀行送金を除く)

出金は入金した金額の範囲でしかできません。つまり、入金額より利益額の方が多くなった場合、多い分は銀行送金でしか出金できません。

3.優先順位に基づく出金

複数の手段で入金した場合は、以下の優先順位に基づいて出金しなければなりません。
1位.クレジットカード(VISAのみ入出金可、JCBは入金のみ)
2位.電子ウォレット(bitwallet、STICPAY、BXONE)
3位.銀行送金

入金額以上の金額は出金できないため、上記の順位で出金できなかった金額は銀行送金による出金になります。

4.取引中の出金における制約

自動売買ツールでは取引中(ポジションの保有中)でも、出金することができます。
ただし、出金後のポジションの「証拠金維持率」が150%以上になっていなければなりません。
このルールは、ポジションの含み損が拡大してロスカットになった際に、口座残高で損失を補えなくなることを防止するためです。
ただ、自動売買ツールは最大レバレッジが888倍であるため、証拠金維持率が150%であっても、必要となる有効証拠金がそれほど増えるわけではありません。

5.ボーナスの出金は不可

自動売買ツールでは、取引をしていると自然とボーナスが貯まるものもあります。ただ、そのボーナスをそのまま出金することはできず、必ずFX取引に使用しなければなりません。